分析検査職

医薬品開発に不可欠な検査を担いながら、
日々、新たな知識を身につけています。

下村 幸子

臨床検査(検査センター)

メディカルソリューション本部高度技術分析センター
医薬品分析部薬物分析G

下村 幸子

農学研究科生物資源利用学専攻修了
2010年入社

私の仕事

新しく開発された医薬品を市場に出すためには、薬事法による承認を得る必要があり、そのための臨床試験を「治験」といいます。この治験業務を製薬会社からの委託によって実施するのが私たちの役割であり、私の所属する薬物分析グループでは、人や動物の血液など生体試料中の薬物濃度を測定しています。
大学院では細胞や実験動物を扱っており、その経験を活かして非臨床試験を志望していたので、配属当初は戸惑いもありました。しかし、仕事内容を把握するなかで、薬物濃度測定が、医薬品の用法・用量を設定するために必要不可欠なものだとわかってきました。そうした重責を担っていることに、今では大きなやり甲斐を感じています。

キャリアステップ

2010年
入社
2010年
創薬支援事業本部 治験センター
バイオアナリシス研究部 薬物分析グループ
2014年
メディカルソリューション本部 高度技術分析センター
医薬品分析部 薬物分析グループ

入社動機

家族が医療系の仕事をしていた影響で、早くから人の健康に関わる仕事を志望していました。当社のことは就職サイトで初めて知りましたが、いざ意識し始めると、さまざまなところで社名を見かけ、「私もこの会社のように、目立たなくとも、さまざまな面から人々の生命や健康を支える存在になりたい」と思い、入社を決めました。

印象に残っている出来事

自分の携わった新薬が認可を受け、患者様に使われるようになる喜びは大きなものがあります。少し関わっただけの案件でも、製薬会社の担当さんから認可の連絡をいただいたときは感動したものでした。今後、自分が主担当として関わった新薬が市場に出たときには、どれだけの達成感が得られるのか、今から楽しみでなりません。

今後の目標

試験全体に責任をもつ「試験責任者」として活躍することです。そのためには、GLP施設運用管理者からの認定や社内での昇級も必要になるため、日々勉強に励んでいます。また、私は入社2年目に結婚しており、いずれは産休・育休取得後も現職場に復帰したいと考えています。出産や育児に理解ある職場ですので、安心して仕事に打ち込んでいます。

メッセージ

就職活動で苦しんでいた頃、「将来の自分を具体的にイメージすることが実現の第一歩」とのアドバイスを受け、とても助けられました。働いている自分を想像するのは難しいでしょうが、目標とする会社を深く知ることで具体的なイメージを持てるもの。より良いイメージを持って挑戦すれば、必ず良い結果につながると思います。